コックニー英語、マイフェアレーデイ

イギリスに留学時に、ロンドン市内の東部(East End)に行った時、少しは英語が理解していた時でしたが、その地域の英語は全く理解できませんでした。あとで分かったことですが、その英語は、コックニー(Cockney)方言。ロンドンの下町言葉で、その当時、労働者階級が使う独特の発音を持つ英語でした。

例えば、th発音ですが、ThreeはFreeと発音します、又 hの発音ですが、基本的にコックニーではhは発音しないため、haveはaveになります。

コックニーは母音の発音がクイーンズイングリシュに比べ、より激しく、強い音になります、(ei)の発音は(ai)になりますので、DayはDai

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コックニーには伝統的な押韻スラングCockney Rhyming Slangと呼ばれる、隠語めいた言い回しも有ります、その代表的な言い回しは:

Adam and Eve:信じること I don’t Adam and Eve it

China: 親友 How are you me old China?

皆さんは、有名なミュージカルである、My fair Ladyを観たことがあるでしょう。私は、オードリーヘップバーンが主演した映画が印象に残っています。彼女の英語を矯正する教授が、彼女の前にろうそくを置き、言葉を発音させる場面があったと思います。それは、上述のH音を発音させ、ろうそくの火を消させることでした、言い換えれば、彼女がコックニー英語を話す労働階級であったということです。

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