1979年、サザンオールスターズの”愛しのエリー”が大ヒットしていた時、海外へ初めて留学渡航することになりました 。金銭的には全く潤沢ではなく、成田空港からシャルルドゴール空港行きの大韓航空でヨーロッパに向かい、空港からパリ市内の南駅に行き、鉄道でロンドンにいく計画です。
何とか南駅にたどり着き、ロンドンへの鉄道切符を買おうと思いましたが、英語が全く通じません。路頭に迷っていると、日本人の女性がフランス語で助けてくれ、何とかチケットを買うことが出来ました。そして、何とか、鉄道に乗り、ロンドンに向かいました。当時、鉄道とフェリーがジョイントでチケットを発券しており、下車する駅も非常に複雑で、迷っていたところ、前述の女性が再度、助けてくれて、何とかロンドンのビクトリア駅に到着。冷や汗の連続でした。
また、当時、イギリスのイミグレーションは厳しいので、服装はスーツを着ていきなさいとの旅行会社のアドバイスがあり、長時間の旅程に関わらず、ネクタイを締め、常に窮屈な服装で過ごしました。今では、考えられませんね。
ビクトリア駅に着いて、Home Stay先の家庭まで、公共機関を使って行く気力、体力は既に無く、ビクトリア駅から、ロンドンタクシーでHome Stay先へ向かいました。到着したのは、日本の自宅を出て、30時間後の夜の8時頃だったと思います。40年前の私の海外ビジネスの原点です。今でも”いとしのエリー”を聴くとその当時を思い出します。