中国の天津 

1990年代に中国の天津に仕事で訪問しました。日本の大手流通会社が現地にあるスーパーマーケット数店を買収。これに伴い、店の運営、店の機器を入れ替えることになった関係からでした。

その当時、同会社は流通の雄として日本経済を引っ張ていました。中国経済が今後、日本にとってもプラスに動くと察知しいち早く中国への足固めをしようと考えていたと思います。

私も含め、ソフト技術者3名、合計5名の天津生活が始まりました。当時の中国はまだ経済発展を進めていく前の体制で、いい意味では、古き良き中国が存在しており、非常に友好的でした。

天津は唯一、焼き餃子が有名な都市(殆どの中国は水餃子が主です)。このため至る所で、日本でお馴染みの焼き餃子を食べることができました。長期出張でしたが、あまり日本食を恋しいとは思いませんでした。やはり天津の焼き餃子がとても美味しかったという事実があったからであろうと思います。

連日、スーパーの改装のために数か所のスーパーへ訪問し、確認作業を継続してやっと、1か月後に、全ての店舗をオープンすることが出来ました。開店の時に、毎日、お世話になった焼き餃子の人たちがお祝いに来てくれたことが今でも忘れることができません。

その当時の中国のスーパーは、買い物額1円でショッピングバッグを入手する客が大半だったように記憶しています。今の中国とは全く違いますね。天津の焼き餃子は今でもその味をKEEPしている様で、ぜひ、機会があればTRY下さい。

目次