驚異の中国

私が初めて中国本土を訪問したのは、1990年代中頃、約25年程前。その頃から最近中国に行ったのは2015年頃であり、およそ20年間の中国の変化をまじかに見てきました。

1990年代中頃の上海は、古い町並みが沢山残っていて、自動車よりも多くの自転車が道路を圧倒。タクシーも数十円という安価で使用できたので、渋滞もなく非常にスピード感をもって移動できたとの実感を持っています。

一方で、人々の服装は、まだ、人民服の様な地味な服装が主で、日本人、或は東南アジアからの旅行者はすぐに判別できました。日本食レストランの選択肢は非常に少なく、ローカルな中華料理が主でした。日本レストランがあっても高価過ぎで日当では手が出ませんでした。

その頃は日本でいう経産省のような官庁で、装置の承認をお願いしていましたが、担当によって費用が違い、承認作業の時間も全く違う。少し追加費用を払えば、時間は大幅に短縮できる。今思うと古き良き時代でした。

その後、継続して上海、北京を訪問しましたが、行くたびに景色が変化。新しいビル、レストラン等が急速にでき、道順も全く分からない状況が続きました。同時に、車の量が増え、道路渋滞が蔓延。

人々の服装も、年々進化。中国人、日本人、東南アジアの方たちとの区別が難しくなりました。そのスピードは驚くべき早さです。

近い将来、中国は米国に追いつき、経済的には抜いていくだろうとも言われています。お互いに未来志向で協力し合ったいけば、もっともっとWin Winの状態を両国で創っていけると思います。昨今、日本への中国人旅行者が激増している状況下、本当の日本人を更に理解してもらい更なる良い関係を構築していければと私見ですが強くそう思います。

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