1990年代後半に流通機器の販売代理店設定の目的でフィリピンのマニラを3度訪問したことがあります。とても活気があり、車の渋滞が常に存在していたように思います。街にはジープニーという乗り合いバスが人々の交通手段であったと記憶しています。もともと、スペインの植民地であったため、ヨーロッパの風景も感じる所が沢山ありました。日本とは太平洋戦争関連でいろいろありましたが、基本的に親日の文化を感じました。
食事は、スペイン風、アジア風、中華風と選択肢は豊富にありましたが、私は基本的に日本食を主に食べていました。日本への帰国日の昼食も日本人が経営する日本食料理店で刺身定食を食べて、空港に向かい、帰国の途に就きました。離陸後、少ししてから体調の変化を感じました。急激な腹痛、我慢できない状態に陥りました。何とか到着空港の関西国際空港に着きましたが、歩くこともできない状態。人生で初めて車椅子でイミグレーションを通過し、空港の診療所で診察を受け、食あたりであることが判明。点滴を受け、3時間程安静にし、ようやく自分の足で歩くことができました。
たぶん、原因は昼食の刺身、サバであったと想像できます。その後、数日は自宅で療養し、何とか普通の生活に戻ることができました。
教訓としては、東南アジアの出張の折は、できるだけ生ものは避けること。また、できるだけ火を通した食材を食べること。最後に外国では日本食ではなく、現地の料理を食するほうが経験としても良いということです。但し、昨今は欧米では日本食が非常に洗練されていて危険度もないと思います。
今後の出張の時のご参考になれば幸いです。