1990年のアメリカ映画でアカデミー賞作品賞を受賞した作品です。
1861年から繰り広げられるアメリカ南北戦争のフロンティアを舞台に北軍の中尉とスー族と呼ばれるインディアンとの間で交わされる心の交流を描いた西部劇です。
先住民族であるインディアンを虐殺し、バッファローを絶滅寸前まで追いやった白人中心主義のアメリカ社会に対して警鐘を鳴らすと同時にフロンティアへの敬意、郷愁を表している点で従来の西部劇と大きく違った映画でした。
ケビンコスナーが監督兼主演で、主人公の北軍中尉のジョンダンバーを好演しています。インディアンとの交流の進展、彼の心の動きが非常に良かったです。
1989年にアメリカのニューイングランド地方で駐在を始めた翌年にこの映画が封切られました。その当時、私にとっては、白人とインディアンに関係に関する知識もなく、勉強するきっかけになりました。
今でも、多くのインディアン居留地がアメリカには点在しており、州の規制外地区Indian Reserveとしてカジノ場だったり、優遇措置を受けていたりします。こうした先住民の歴史を知ることは、北米でビジネスをする上で知っておく必要があると思います。
まず上記の映画を観てください。おすすめです。