プエルトリコ(アメリカ自治領)でプロジェクト

1990年代、プエルトリコにマグロの選別装置の件で訪問したことが一度あります。アメリカの大手食品メーカーが現地で工場を持っており、その効率化を図るプロジェクトがあったことが背景です。その前に、アメリカの別の州でカズノコの選別装置のプロジェクトの話がありました。カズノコはアメリカ人は食材として考えておらず、廃棄。一方、日本では高級食材でしたので、形を壊さずにサイズ別に選別し、日本に出荷することが求められました。そのプロジェクトの成功が上述のマグロの選別プロジェクトの引き合いにつながったわけです。幸い、缶詰用の選別で、形の維持は重要ではなかったので、難しいプロジェクトではなっかたです。

しかし、プエルトリコに関しては、全く知識はなく、米国の自治領と言われても未知の地域でした。調べていくと

「北は大西洋、南はカリブ海に面し、山あり川あり湖あり、ヤシの木が並ぶビーチありと、変化に富んだ美しさが魅力です。110年ほど前までスペインの植民地でしたが今はアメリカ自治領です。首都サン・ファンのメトロポリタン地区には超近代的なリゾートホテルが並び、アメリカのリゾート地らしいにぎわいをみせますが、わずか数kmのオールド・サン・ファンは海賊が出そうな16世紀の雰囲気が漂い、第2の都市ポンセなどは、荘厳な教会や古い町並みが昔のスペインを思わせます。プエルトリコの都心には、歴史的建築物から最高のサーフィンスポットや光輝くビーチ、アドベンチャースポーツに人口のウォーターパークや自然保護区まで観光客向けのアクティビティが豊富にあります。東西海岸沿いの小さな主要都市には、首都にあるきらびやかなショッピング店や高級ホテルと比べると控えめな雰囲気があります。」

ホテルは首都のサンファンで、連日、漁港の近くの工場を訪問。装置仕様の詰めの協議を進めました。元々スペイン領であったため、多くの人が英語は苦手で、通訳を介して協議を進めましたが、ラテン系の人たちだったので、陽気で毎日、笑顔で打ち合わせをしていました。

一度、工場長の自宅にもご招待を受け、夕食をご馳走して頂きました。日本人は珍しかったようで、とても歓迎して頂きました、今となったは掛け替えの無い良い思い出です。

海外へは同じ場所に継続していく機会が多いですが、プエルトリコはこの一回だけの出張になりました。

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