メキシコでのビジネスの立ち上げの検討

アメリカ、メキシコでのビジネスの立ち上げについて、最近、両国の比較検討をしました。メキシコは土地、建物、人件費は非常に安く、大きな利点になっています。一方で、アメリカは総合的なインフラが整い進出の下地はメキシコに比べて優位と言えます。

NAFTAが有効であった過去は進出目的においては非常にアメリカ、メキシコの選択が困難であったのは事実です。しかしながら、現段階ではメキシコへの進出はお勧めできないというのが私の考えです。

NAFTAが有効であった時期でも、メキシコでは人材の雇用継続が難しく、安定した経営、生産が難しかった実態がありましたが、アメリカへの無税輸出を前提にすればメリットは少しは享受できたと思います。でも、今はNAFTAが有名無実な状況です。アメリカ以外(特に南米市場メルコスール)をターゲット市場にする場合は少しはメリットが期待できますが、それ以外の理由では進出するべきではないというのが私の考えです。アメリカ市場を中心に考えるのであれば、アメリカに進出するべきです。

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