ヤンキーとニューイングランド地方

一時、マサチューセッツ州南部に駐在し、頻繁にシカゴから東南部のアトランタ、そしてニューヨークというような販売活動をしていました。ジョージア州に入ると、私の車のプレートがとマサチューセッツであることで、よく”ヤンキー”だと、距離感を感じることがありました。

果たしてヤンキーの意味は何なのか、日本人とて疑問が湧きましたので調べてみました。

ヤンキー(Yankee)は、アメリカ北東部に住む白人に対する俗称。コネチカット州に住むイギリス系移移が、今のニューヨーク地区に住むオランダ系移民のあだ名であったJankees(ヤンキース)から発しており、南北戦争時代に南部から北部に対する蔑称となりました。

由来は、ともかく、実際の感覚としては、ニューヨーク州を含め、アメリカ北東部に位置するニューイングランド地方の住民を指してざっくりこう呼ばれることが多い気がします。また、日本ではアメリカといえば、東海岸、西海岸というくくりで語られることが多いですが、現地では、ミシシッピー川を挟んで、北部と南部というくくりで語られることが多い。つまり、ある意味、現代でも南北戦争時代からのお互いをライバル視するといった名残りが残っている。私が南部でヤンキーと呼ばれ、当時やや違和感を感じた理由が少し分かりました。

日本でヤンキーと言われるスタイル、ファッションがありますが、基本は自己を明確にし、自己を象徴する意味ではないか思います。ヤンキーという一つの言葉で歴史、背景を勉強したいと思いました。ぜひ、皆さんも機会があれば、興味を持った言葉の由来、歴史を調べたり考えてみてください。意外な発見があったり等、面白いですよ。

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