米国進出セミナー(福岡商工会議所)に弊社代表が登壇

アメリカでのプライベートジェット

私が初めてプライベートジェットに乗ったのは1990年代後半。非常にエキサイティングな出来事でした。当時は芸能人だけでなく、多くの企業がプライベートジェットを保有していたように思います。

ウィスコンシン州の片田舎に大手代理店(独自の製品も持つメーカーで、かつ、他社製品も扱う会社)があり、定期的に訪問をしてビジネスの協議を続けていました。この会社とは20年程の付き合いで、会社対会社というよりも、その会社と私個人との繋がりが深かったです。創業者は既に引退しているものの、古参の幹部とは未だに付き合いがあります。

その町は、人口1万人以下の規模で、その会社はその中で最大手の企業。私がお付き合いを始めた時は、従業員200名位であったと思いますが、数年前に訪問した時は、700名程に拡大していました。会社が片田舎であったため、アメリカ内の移動も時間、コストが多く掛かります。従って、その会社の販売戦略は、自前の販売網を持つのではなく、できるだけ多くの販売代理店を作り、サービスは本部で24時間体制を構築。かつ、製品のお届けは24時間以内。営業スタッフは極力少なくし、テレマーケティングという手法で電話にて販売攻勢をするという、当時として画期的なビジネスモデルでした。

主要な販売代理店、特にそのオーナーには、プライベート飛行機(セスナの大型)で送り迎えをしつつ製品紹介、サービス体制をプレゼンしていくという販売戦略。その結果、効率的に多くの信頼できる販売代理店を設定することが出来ました。とくに、当時この会社経由で販売をスタートした頃の話ですが、ある時、この会社を訪問していた折、引き合いが、ユーザーからありました。即座にこの会社が保有しているプライベートジェット(会社が多く成っていたので、セスナから」ジェットに変わっていました)で訪問。夕方には客先に訪問、その日の内に、商談が成約。この時のスピード感は私のビジネスの一つの指針になっています。

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