米国進出セミナー(福岡商工会議所)に弊社代表が登壇

ブラジルでのビジネス展開と現地の日系社会

ブラジルには過去に幾度となく訪問しました。完成品を輸出するのは難しく、現地メーカーとの提携で、ノックダウン製造、あるいは委託製造をして販路を構築していくしか方法がありません。その背景としては、ご存知の様に、ブラジルは今だ関税が高く日本から直接輸出してビジネスを展開するのは、まだ非常に難しい地域の一つだからです、その上、まだ、保護主義が強い国でもあります。

ブラジルは南米(中南米を含む)においてメルコスールというFTAグループに属していますが、その地域で製造展開するのは資金力を持つ大手以外は非常に困難であると言わざるを得ません。一方で、協力メーカーを探し、そのメーカーに対してシナジー効果が提供、実証できれば将来に向けて進めていくことができます、一方で、ブラジル経済の不安定化、政情の不安等を考えると確かなビジネスが見えない場合は攻略地域の優先順位を下げるべきであると思います。

但し、近い将来、どうしてもビジネスを行う場合、まず、現地でのサポート人員(REP)を世界最大の日系社会から探すことをお勧めします、その上で、現地での情報収集等を十分にして、協力メーカーになりうる会社群の比較検討を行ってください。

余談ですが、サンパウロには世界最大の日本人街が有ります、その一角に一旦踏み入れると昭和の日本を感じることができます、昭和30年代生まれの私にとっては少年時代に返った気持ちになります、美味しい―ラーメン屋、定食屋が数多くあります、ビジネスだけでなくグルメも如何でしょうか?

目次