米国進出セミナー(福岡商工会議所)に弊社代表が登壇

MTMUS(Mazda Toyota Manufacturing USA INC)

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マツダのアメリカへの挑戦の歴史①

1987年にミシガン州南部のフラットロックに工場を建設し、稼働を始めました、当時はフォードの資本が入っておりフォードの車種が優先されていました。私はその当時マツダの広島本社で調達業務を行っていました。工場稼働において多くの地元の部品メーカーがミシガン州に進出され、それに伴い、日本食レストラン(工場食堂も含む)も一緒に進出されていました。しかしながら、時代が過ぎ、多くの部品メーカーは撤退し、マツダの系列の部品メーカーは無くなりました。現在はフラットロック工場も既にフォードの一部となっています。数年前にミシガン州のAun Arborに立ち寄りました、当時、多くのマツダの駐在員が住んでいた地域です、非常に懐かしく思いました。

マツダのアメリカへの挑戦の歴史②

2021年の稼働を目処にトヨタとMTMUSを合弁工場を建設します、トヨタは今回の向上でアメリカ国内11か所目の工場になります。出資比率は50%:50%で、合計30万台/年間を生産する予定(両社とも各15万台/年間)そして現地従業員は4,000名になる予定です。工場の場所はアメリカ・アラバマ州ハンツビル(Huntsville)で自動車工場が多くある五大湖周辺、サンベルト地帯にインターステイトを使って容易に物流がなされる位置にあります。マツダとしてはアメリカにおいて再挑戦の工場となりトヨタのこれまでのノウハウや部品メーカーの共有化を図りたい意向であると理解します。しかしながら、私が懸念するのは、両社とも物つくりの考え方に違いがあるよに思います。マツダは歴史的に職人気質的な物つくり、一方でトヨタは効率、生産性を重視した物つくりを長年継続してお互いの独自色を出し成功してきた自動車メーカーであると確信しています。従って、マツダの多くの系列部品メーカーは再度、アメリカに進出されることが濃厚であると思います。

マツダのメキシコ工場は既に稼働はしているものの、改訂NAFTAの影響は受ける可能性は大いにあり、メキシコ生産の乗用車をSUVに変更される可能性が大きく、メキシコの生産の乗用車をアメリカにシフトする可能性は大であると予測できます。一方でマツダとしてはMTMUSを必ず成功させる必要があり、其の為にも多くの信頼できる部品メーカーの協力は不可欠であると言える。

以前、自動車部品メーカーのアメリカ進出にご協力をさせて頂き、メキシコのガナファト州、アメリカのオハイオ州、インディアナ州政府と非常に密度の候協議をさせて頂きました。従って、貴社のサポート、支援を弊社として自信をもって入口から最後まで責任をもって行いますので、ご遠慮無くご相談ください。

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