京都の食文化
京都は長い歴史を有しており、他の地域と異なった食文化が発達してきました。また宮中が長年居たこともあり雅な四季折々の旬を感じさせる懐石料理等がある一方、庶民が普段食するおばんざい料理が大いに開花しました。
今回は、京都市役所界隈にある食事処で、歴史を感じる川道屋、吉川を中心に少しお話ししたいと思います。
河道屋
平安遷都794年と共に移り住んだ家柄と伝わる総本家河道屋(かわみちや)、元禄年間より菓子と蕎麦を商ってきたようです。
銘菓蕎麦ほうる(蕎麦ぼうろ)
代表銘菓である蕎麦ほうるが開発されたのは明治初期。蕎麦粉の素朴な味わいの焼き菓子で、京都の定番土産の1つとして、あまりにも有名。
本店の場所は、京都ホテルオークラをはじめ、老舗の俵屋旅館や柊家等がある、京都市役所界隈にあります。全国配送可能、1つからでも買うことができます。
その近くには、老舗の俵屋旅館をはじめ、俵屋のプロデュースするカフェ、旅館で用いる寝具やアメニティ等の各種グッズを扱う俵屋ショップ等もすぐ向かいにあります。
晦庵河道屋
河道屋のもう一つの本業は先祖伝来の蕎麦つくり、現在はこの晦庵河道屋(みそかあんかわみちや)で続けています。今回はこの晦庵で評判の九条ネギがたっぷりのった鴨蕎麦と天ざるセットを頂きました。
江戸蕎麦と違い、太麺でこしが有り非常に美味しかったです。また歴史を感じさせる店の風情も美味しさを倍増させたようです。なお、こちらのお店奥の離れは、スティーブ・ジョブズ氏が近くの定宿の俵屋旅館に滞在中、よく訪れたとしても有名です。
河道屋養老
今回は訪問できませんでしたが、河道屋が暖簾分けした河道屋養老(http://www.kyo-ryori.com)も有名です。場所は、京都左京区の聖護院に位置しており、同じように都会のオアシスのような店作りをしており、非常に京都を感じるお店です。
この店のお勧めは、養老鍋でこれからの季節には非常に合う暖かい料理です。勝新太郎さんがよく来られていたお店と知られています。
天ぷら吉川
1952年に宿として創業し、その後料理旅館として発展したようである。料理の中で天ぷらは、カウンター越しに天ぷら職人の技を目で楽しみながら食せる絶品の食事です。
建物は、大正時代の建てられた数寄屋造りで、庭は小堀遠州が手掛けたものです。小堀遠州は、家康に仕え、京都の二条城、龍安寺、池上本門寺など数多くの有名な庭を手掛けた、武将であり、千利休に師事した茶人でもありました。
料理を楽しむと同時に、建物、庭をみて歴史の深さを感じてみるのも一興です。
その他の京都でお勧めのお店
- 鯖寿司のいづう(http://izuu.jp/sushi/)
- けいらんうどん権太呂(https://gontaro.co.jp/)
- ニシンそば(http://www.sobamatsuba.co.jp/)
これから秋が深まり、紅葉と食べ物が最高に満喫できる季節です。是非、貴方だけの秋を演出下さい。いつでも弊社はサポートいたします。