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霧島神宮から高千穂峡を訪ねて(2)宮崎県高千穂峡

真名井の滝2

阿蘇山の山々を抜け、宮崎県高千穂町を訪問。神話の舞台として有名な名所が数多く点在。

目次

高千穂峡

高千穂峡石

高千穂峡は、宮崎県の最北端、大分県と熊本県との県境に位置。

阿蘇山の火山活動により噴出した火砕流が、五ヶ瀬川(ごかせがわ)に沿って帯状に流れ出し、急激な冷却等により、切り立った崖の峡谷になったとされている。

1934年に国の天然記念物に指定され、日本を代表する景勝地の1つとしても知られています。

天孫降臨神話の舞台

また、古事記、日本書紀にも記されている「天孫降臨」(天上にいた天照大御神(あまてらすおおみかみ)が孫である瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)をここ、高千穂に遣わしたという神話)の舞台としても有名。天照大御神は、三重県の伊勢神宮、瓊瓊杵尊は、先の鹿児島県の霧島神宮に祀られています。

高千穂峡

真名井の滝

高千穂峡のハイライトとなる落差17mの真名井の滝(まないのたき)。「日本の滝百選」にも選ばれており、四季折々、渓谷と滝との調和が大変美しい景観。時期がよければ、ボートに乗って、下からの景色を満喫することも可能。

真名井の滝

 遊歩道の散策

真名井の滝から下流の神橋を結ぶ約1km超の遊歩道があり、渓谷の中を散策ができます。遊歩道内には「仙人の屏風岩」や「鬼八の大石」などの名所があり、高千穂峡らしい独特の岩や地形が多くみられます。

天岩戸神社

宮崎県高千穂町にある天岩戸神社(あまのいわとじんじゃ)。日本神話(古事記・日本書紀)に書かれている、天岩戸(あまのいわと)伝説の地。神秘的で厳かな雰囲気に包まれている神社。

天岩戸神社
天岩戸神社西本宮拝殿
参拝入口

天岩戸神社西本宮は、日本神話の中でも有名な、天照大神(あまてらすおおみかみ)の岩戸隠れの神話に登場する洞窟「天岩戸」そのものがご神体としてお祀りされています。
天岩戸神社の西本宮には、いわゆる「本殿」が存在せず、ご神体への参拝は、個別は不可で撮影も不可。西本宮拝殿の正面右手から、決まった時間毎に、集まった参拝者達を神職がご案内する形となっています。
西本宮拝殿の裏手から集まった参拝者の方々と一緒に、神職にご案内いただき、天照大神が隠れたとされる天岩戸が見える天岩戸遥拝所へ。

中に入ると真夏にもかかわらず、ひんやりとした厳粛な空気。岩戸川に流れる水音だけが聞こえます。日の光に照らされ、きらきらと黄金色に輝く木々の葉が舞い落ちる中でご神体(洞窟)を参拝。その光景は、神話の世界そのもの。声もでないほどの神秘的な美しさ。ぜひ、一度、機会があればご参拝いただければと思います。

天安河原

西本宮の隣には、天照大神が天岩戸に隠れて天地が暗黒となった際、困った八百万の神々が集まって、どうしたら天照大神が岩戸からでてきてくださるのかを相談したと伝えられる「天安河原(あまのやすがわら)」があります。

なお、河原まで実際に参拝できない方々のために、西本宮の左手には、天安河原遥拝所があり、こちらでもお参りが可能。

天安河原遥拝所
天安河原遊歩道

今回は、西本宮の中にある案内に沿って、神社の隣にある遊歩道を通って実際に訪れてみることにしました。案内に沿って、岩戸川渓谷沿いの遊歩道を進んでいくと、最も神秘的なパワーが強いとされる太鼓橋があります。真夏にも関わらず、太鼓橋の上だけは非常に涼しく特別な空気が流れているかのようで、とても不思議な空間。

さらに奥に進むと、神々が集まって神議したとの伝説がある大洞窟と河原が突如として現れます。

大洞窟の中は、鳥居、参拝所、参拝者によって積まれた多数の小石等があり、荘厳な雰囲気。ひんやりとした、なんともいえない、不思議な異空間に紛れ込んだ気持ちになります。

天安河原

こちらでは、願いを込めて小石を積むと願いがかなうとの言い伝えがあるそうで、ぜひ訪れた際にはチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

→(前編はこちらから)霧島神宮から高千穂峡を訪ねて(1)鹿児島県霧島市~熊本県阿蘇

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