日本神話の舞台として有名な名所が数多く点在する九州地方に訪問してきました。
南九州の桜島、霧島山から始まり、熊本の阿蘇山等、長年の火山活動により育まれた雄大な山々や渓谷の景色が、日本神話と相まって一層に神秘的で印象的な場所が多数。機会があれば、ぜひご訪問ください。
鹿児島県霧島市(南九州)
霧島神宮
九州のほぼ最南端に位置する鹿児島県霧島市にある霧島神宮。創建が6世紀という大変古い神社で、日本の建国神話の主人公である瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)が祀られています。
現在の場所には、霧島山の噴火による消失と再建等を経て、1715年(500年以上前)に第21代当主の島津吉貴が建立。
霧島連山と高千穂峰
霧島は、坂本竜馬が、妻のお龍とともに「日本で最初の新婚旅行」で訪問したことでも有名。霧島神宮をはじめ、湯治をした霧島温泉郷、登った高千穂峰や霧島連山等、竜馬にゆかりのある場所が多く点在。霧島神話の里公園の展望台からは、霧島連山、桜島や錦江湾まで雄大な景色を見渡すことが出来ます。
世界遺産 「尚古集成館」と「仙巌園」
鹿児島県には、2015年に「明治日本の産業革命遺産」として世界遺産に登録された3つの施設(旧集成館、寺山炭窯跡、関吉の疎水溝)が点在。
とくに、「旧集成館」に含まれる「尚古集成館(しょうこしゅうせいかん)」は、明治時代の機械や島津家薩摩藩の歴史等が多く展示されている博物館。同じ敷地内には、薩摩藩の別邸であった「仙巌園(せんがんえん)」があり、同時に見学が可能。
桜島を望む広大な手入れされた日本式庭園。敷地内には、薩摩切子の名品の数々の展示、地元の郷土料理や民芸店等の入る建物等が多く点在しており、一日楽しめる場所となっています。
「しろくま」かき氷
東京都内のコンビニやスーパーでもおなじみの夏の定番、鹿児島県の名物「しろくま」かき氷。せっかくなので、鹿児島市内にある本店に寄り道。今年70周年とのことで、元祖「しろくま」のお味は、まさしく都内で食べる「しろくま」かき氷そのものでした笑。
熊本県阿蘇山
鹿児島県から宮崎県高千穂峡に向かう途中、阿蘇山にも立ち寄りました。現在の宮崎県高千穂峡の地形は、約12万年と9万年前の計2回、この阿蘇山に大きな火山活動が起こり、火砕流が流れこんだことにより誕生したとされています。
草千里ケ浜
阿蘇山は今でも小さな噴火が度々起きており、草千里ケ浜に訪問した際にも中岳から噴煙が上がっていました。草千里ケ浜は、烏帽子岳に広がる直径約1kmの草原地帯。中央には大きな池、酪農が盛んな地域でもあり、新鮮な乳製品、草原では乗馬も楽しめます。
阿蘇山のパノラマライン一体は、名物「赤牛」の放牧等、牛や馬が、あちらこちらでのんびりと雄大な大自然の中で牧草をはむ姿が見られ、雄大な山々の景色と相まって、のびのびとリフレッシュできるエリアとして人気。
熊本城
戦国武将の加藤清正の居城としても知られ、日本三名城の1つに数えられる熊本城。現在は修復中。10月以降、週末には一部見学が可能となるとのこと。再び公開されるのが楽しみですね。
(続きはこちらから)霧島神宮から高千穂峡を訪ねて(2)「宮崎県高千穂峡