群馬県四万温泉
東京から車で約一時間半、「美肌の湯」「四万の病を治す」湯治場として千年の歴史がある四万温泉に週末を利用して行ってきました。
トンネルをいくつか抜けて、突き当りの奥四万湖までいくと、コバルトブルーの色をした四万川ダムと見渡す限りの山々の絶景が楽しむことができます。
奥四万湖の色あざやかな紅葉
ダムの展望台の階段を上ったところからは、コバルトブルーの四万川ダムが一望できます
四万温泉郷
奥四万湖から、渓谷の山々を抜けていくと、5分程度で、四万温泉郷の一番奥に到着します。
見渡す限りの紅葉に色づく渓谷の山々
千と千尋の神隠しのモデルとなった「積善館本館」
四万温泉郷の一番奥には、スタジオ・ジブリの「千と千尋の神隠し」の舞台となった積善館本館があります。
元禄4年(1691年)に建てられた、現存する日本最古の木造湯宿建築。群馬県の重要文化財にも指定されている歴史的価値の高い建物としても有名。昔から多くの人々が、戦や農作業等を終えると、一週間から一カ月程度、湯治に訪れ、疲れを癒した歴史ある宿。
群馬県重要文化財の石碑
橋を渡って奥が積善館本館(全景)
今でも、宿泊客でなくても入場料を払って日帰り温泉を楽しむことができます。
渓流の絶景露天風呂が楽しめる「四万やまぐち館」
さらに四万温泉郷のちょうど真ん中あたりまで進むと、「四万やまぐち館」があります。建物の真下に、6本の自家源泉をもっているという330年以上続く老舗。
渓流のせせらぎを聞きながらの絶景が楽しめる四万川沿いの2つの大露天風呂や毎晩に行われる大女将の紙芝居等が有名なお宿
こちらの宿には、2箇所の渓流がゆっくり眺められるラウンジのほか、建物の一階には、昔から「飲めば胃腸によく、入浴すれば肌によい」という「薬湯」がそのまま飲める場所、「飲泉所」があります。
ひしゃくで一口トライしてみたところ、ホンノリ甘く、あたたかい、確かに体によさそう…ぜひトライしてみてください。
川底まで透き通って見える四万川の渓流
四万温泉郷から高速に出るまで紅葉の絶景が延々と続きます
東京から比較的近い場所にもかかわらず、それほど渋滞などになやまされることもなく、美しい日本の紅葉と温泉が堪能できました。
四万温泉は、紅葉の季節のほか、春は桜、冬は雪景色等、四季折々の大自然の景色と温泉が楽しめるレトロな山間の温泉場。
機会があったら一度、訪れてみてはいかがでしょうか?