世界遺産の日光東照宮の陽明門(国宝)が平成の大修復修了
週末を利用して栃木県の日光東照宮に参拝してまいりました。
長らく平成の大修復が行われていた東照宮の陽明門ですが、2018年3月についに一般公開。2年ぶりの参拝ですが、修復を終えたばかりの陽明門は荘厳な極彩色で輝いておりました。
修復中の陽明門(2016年)
2016年当時の外側が修復中のため隠れてしまっている日光東照宮の陽明門
当時の陽明門の中側も工事中のために白いカバーがかかっていました
修復後の現在の陽明門(2018年)
現在の修復を終了したばかりの荘厳な日光東照宮陽明門
修復を終えたばかりの門は極彩色の彫刻の数々は圧巻
世界遺産 日光東照宮とは?
栃木県にある日光は、関東出身者にとっては、かならず修学旅行等で一度は訪れるスポットであり、最近は、海外からの観光客も多く訪れる日本を代表する世界遺産の一つ。今回の参拝の際も多くの外国人観光客が訪れていました。
今回の陽明門の大修復と、2017年3月に一足先に修復を終えた「見ざる聞かざる言わざる」で有名な日光三猿。両者の新しい姿のお目見えはこの先100年はないとのこと
陽明門の天井に描かれている龍
修復後に顔が少し丸くなったと噂される三猿
日光東照宮(世界遺産)について
1617年に創建、1636年に造替し現在の姿に。1999年日本で10番目に世界遺産(「日光の社寺」)に登録。
日光東照宮の陽明門
日本を代表する最も美しい門で、宮中正門の名をいただいたと伝えられています。いつまで見ていても見飽きないところから「日暮の門」ともよばれ、故事逸話や子供の遊び、聖人賢人など500以上の彫刻がほどこされています。(引用元:日光東照宮HP)
平成の大修復と受け継がれる日本の匠の技
陽明門は、江戸幕府の初代将軍、徳川家康公の孫である三代将軍の徳川家光が「寛永の大造替」を行い完成。当時、京や大阪等、日本全国から多くの宮大工が集められ、江戸城の天守閣や東京の芝増上寺を手掛けた大棟梁の甲良豊後宗広(こうらぶんごむねひろ)と江戸幕府の御用絵師として江戸城、二条城、名古屋城などの絵画制作にも携わった狩野派の一門を率いる大絵師の狩野探幽(かのうたんゆう)を中心に、荘厳で豪華絢爛な今の姿に生まれ変わらせたとのこと。
今回の大修復は、小西美術工藝社、公益財団法人 日光社寺文化財保存会を中心に、受け継がれてきた漆塗り、彩色、かざり金具等、日本の匠の伝統技術を駆使して44年ぶりに豪華絢爛な姿を蘇らせたとのこと。どのように修復が行われたのかは、以下冊子に詳しく公開されております。
▶日光『国宝 東照宮 本殿、石の間及び拝殿 他1棟保存修理に関する補助事業』
日光の観光について
栃木県の日光は、日光東照宮に加え、華厳の滝、中禅寺湖、近くには鬼怒川温泉や那須高原等、東京からは車で約2時間程度(160Km)で訪れることができる距離。海外からのお客様にも東京から週末に行けるスポットとしても有名。
とりわけ「いろは坂」の紅葉は、見事で必見。ぜひ、今年の秋には、紅葉と共に次は100年後となる新しい日光東照宮を参拝をされてみてはいかがでしょう?
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