日仏友好160周年記念「ジャポニズム2018」いよいよ開催
ジャポニズム2018は、2016年5月の日仏首脳会議での合意で実現したもの。フランスのパリで7月12日にいよい開始となりました。今月から来年2月まで、約8カ月に渡って、パリを中心に凡そ100箇所で様々な日本の文化芸術に関する展覧会・舞台公演等が紹介される予定。
今年から来年にかけてヨーロッパに訪れる予定のある方は、ぜひフランスのパリにもお立ち寄りいただき、稀有な160周年イベントの数々、フランスから見る日本、現地の方々の日本文化や芸術に対する反応等の貴重な体験を楽しんでいただきたいと思います。
ジャポニズム2018の概要について
- 公式プログラム:「ジャポニスム 2018」公式サイト
- 詳細な開催プログラム、演目・イベント・プレスリリースのスケジュール:「ジャポニスム2018総合推進会議 第3回平成30年6月22日議事次第・配布資料」
ジャポニスム2018は、日仏友好160周年を記念して、2018年7月より2019年2月まで,パリを中心にフランスで実施する総合的な日本文化紹介事業です。2016年5月の日仏首脳会談において、安倍総理大臣とオランド・フランス大統領(当時)との間で開催を合意したものです。
「ジャポニスム2018:響きあう魂」というタイトルの下、縄文、伊藤若冲、琳派、歌舞伎、能・狂言、雅楽等の伝統文化から、現代演劇・美術や最新のメディア・アート、マンガ・アニメ、日本映画の上映等まで、さらには地方の魅力発信に資する日本食・酒、祭り、伝統工芸など、合わせて50以上の企画を計画中です。
(独)国際交流基金が事務局となり、外務省を中心として関係府省連携で準備を行っており、2020年の東京オリンピック・パラリンピック大会に向けて、日本文化の発信のみならず、インバウンド観光の促進、日本食・酒等の日本産品の更なる海外展開に繋げていくことが期待されています。(引用元:「首相官邸政策会議「ジャポニスム2018総合推進会議」)
DRUM TAOが開会式の最後に和太鼓パフォーマンスを披露
現地7月12日ジャポニズ2018の開会式において、日仏大臣の挨拶の後、最後に日本の大分県の和太鼓集団DRUM TAOによるパフォーマンスが披露されました。
DRUM TAOは、世界26カ国、500都市、観客動員数800万人に迫る、今や日本を代表する和太鼓集団。DRUM TAOにとっては、フランスでのパフォーマンスは今回が初めてとのこと。
和太鼓集団DRUM TAOとは?
1993年に愛知県にて結成。1995年大分県竹田市に移転。2004年に世界最大の芸術祭「エディンバラ・フェスティバル・フリンジ」初参加。以降、ワールドツアーを開始。2015年にブロードウェイ・トニー賞4部門にノミネートされた制作チームのサポートもあり、2016年2月のニューヨークのオフブロードウェイでは、全6公演が完売。
現地Newsweek誌から「日本を売り込む顔になる」と絶賛され、政府より「第6回観光庁長官表彰」、2017年には「地方自治法施行70周年記念総務大臣表彰」受賞。
2019年には大分県にTAO芸術村「天空の舞台」をオープンさせ、和太鼓等の学校が開講される予定。そして、今回の日仏友好160周年の開会式での公演。まさに、今大注目の勢いに乗っている和太鼓集団。
DRUM TAOの最新作「RHYTHM of TRIBE-時空旅行記」公演中
現在は、3班体制で年間400回、世界中で公演しており、インバウンド・訪日観光客向けには、東京新宿と有楽町でも半年つづ「万華鏡」を公演中。来年からは通年開催予定。また現在、最新プログラム「RHYTHM of TRIBE-時空旅行記」については、日本全国各地で公演中。最後は渋谷オーチャードホールで公演予定とのこと。
さっそくパリ公演から帰国したばかりの東京豊洲Pitでの公演に行って参りました。和太鼓、琴、笛等、和楽器を中心に次々と繰り出される創造を超えた、ハイレベルな驚きのパフォーマンスの連続。演奏は大太鼓の動と笛の静が交互に降りなされる、メリハリのあるドラマチックな構成。舞台の演出もブロードウェイでよく見られる、観客と一体となって楽しむスタイルで、会場は大いに盛り上がりました。
そしてなにより、一人一人の圧倒的な高いプロ意識と120%のパフォーマンス。まるでTokyo2020のオリンピック成功を予感させるような、力の限りの情熱とパワーに溢れており、感動的でした。まさに海外からのどんなお客様にも自信をもってご案内できる古くて新しい日本を代表するクール・ジャパン・エンターテイメント。
ぜひ、皆様も、機会があれば一度観賞されてみてはいかがでしょうか?暑い夏ですが、吹き飛ばすほどのパワー全開になれます。